珠算式暗算の割り算のやり方【÷1桁の計算】
ここでは珠算式暗算の割り算のやり方を解説しています。
内容は割る数が1桁の計算方法です。
もちろん珠算式の暗算なので、そろばんの珠をイメージして計算して下さい!
なお、基本的な解き方はそろばんの割り算のやり方【参考記事】と同じなので、割り算の解き方に不安のある方は参考にして下さい。
ただし、こちらで暗算ならではの解くときのポイントも併せて紹介しているので、必ず確認して下さい。
今回も動画をアップしますので、活用して下さい。
※動画内ではこちらで取り扱っていない問題もあります。
また、このページの内容の練習用のプリントを作成したので、復習にご利用下さい。
72÷4の計算
ではさっそく内容に入りますが、まずは72÷4で確認します。
そろばんが無い状態でも指を動かして、珠を弾くイメージをすると数字を忘れにくくすることが出来ます。
まずは72を頭の中にイメージします。
もちろん数字の72ではなく、そろばんの珠の72です。
感覚的には数字の72の上に重ねるように、そろばんの珠の72をイメージします。
もちろん暗算のときはそろばんのように五珠を払ったり、72を置くイメージはする必要がありません。
そのような動作は必要なく、一瞬でこの72の状態をイメージして下さい。
計算自体はそろばんのときと同様に割られる数の左側から計算していきます。
なので7÷4から計算します。
7÷4なので、1になります。
なので、1を入れて、1×4の4を引きます。
この、7から4を引くときの1を入れて、5を取る動作を指を動かしながらイメージしましょう。
残った数は3です。
一の位に2があるので、次は32÷4を計算します。
32÷4は8なので、8を入れて32を引きます。
これで割られる数は0になったので、答えは18になります。
暗算で解くときのポイント
割り算を暗算で解くときは一つの引き算が終わった時点で、解答欄に答えとなる数を順に書いていって構いません。
先ほど72÷4という問題では、7÷4の1を入れて、4を引いたら答えの1を書きます。
そのあとに32÷4の計算が終わったら8を書きます。
このようにどんどん順に答えを記入していきます。
もちろん簡単な問題であれば、18を忘れずに計算を終えることが出来ると思います。
ただし、桁が増えるにつれて前に計算した答えを覚えるのが大変になってくると思います。
もちろん理想は覚えておいて、最後にいっぺんに書く方法ですが、まずは解けるようになることを優先して、1つずつ書いて解いてみて下さい。
解説動画内ではこのような解き方で表示しているので、確認してみて下さい。
また、そろばんの時のように、どこの桁に答えを入れるのかを意識する必要もありません。
322÷7の計算
もう1問322÷7を使って確認します。
32÷7なので、4。
4×7の28を引く。
残った数が42になるので、42÷7で6になります。
これで46と答えを求めることが出来ました。
4,620÷5の計算
割られるの数の桁数が増えるにつれて、覚え続けるのが難しいと思います。
でも忘れずに完璧に覚え続ける必要はありません。
下1桁や下2桁ぐらいは忘れても問題ありません。
なぜならば問題を見えば書いてあるからです。
なので計算するときはとにかく左側にある2桁、3桁ぐらいに意識を集中させて下さい。
例えばこの4,620であれば、46に意識を集中させます。
そして46÷5の9を入れ、9×5の45を引きます。
そしたら問題を見て2があることを確認すれば、次は12÷5を考えることがわかります。
12÷5なので、2を入れて、2×5の10を引きます。
今度は2が残りましたが、問題を見ると一の位に0があります。
なので、最後に20÷5を計算し、4を入れ、20を取って計算は終わりです。
このようにして答えを求めると比較的に楽に解くことができる感覚がわかると思います。
計算の途中経過は以下で確認して下さい。
答えは924になります。
5,733÷9の計算
問題の難易度を左右するのは計算パターンの違いになります。
5,733÷9を計算して一つ上の4,620÷5と比べて見て下さい。
いかがだったでしょうか?
途中の33から27を引くような計算パターンが出ると、暗算が苦手な人は難しく感じると思います。
1つ前の5で割った計算よりも難しく感じたのではないでしょうか。
以上が割る数が1桁の割り算を珠算式の暗算で解く方法になります。
今回の内容の練習プリントを作成しましたので、必要な方は復習用にご活用下さい!
このページの学習を終えられた方は次は割る数が2桁の計算に進むことをおすすめします。
暗算検定2級レベルの暗算力を身につける事が出来ます!
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公開日:
最終更新日:2018/09/14