珠算式暗算で2桁の割り算を解く方法とコツをご紹介!
ここでは珠算式暗算の割り算のやり方を解説しています。
内容は割る数が2桁の暗算になりますが、暗算初心者の方は先に÷1桁の計算方法【参考記事】から練習することをおすすめします。
割る数が2桁の場合もそろばんのやり方とベースは同じです。
もちろんここでは暗算で解くときならではのポイントや、速く答えを出すコツも紹介してます。
練習することで暗算検定2級レベルの暗算力を身につけることが出来ます!
今回も解説動画を作成しましたので、併せて活用下さい!
※動画内ではここで解説しきれなかった問題も取り扱っています。
また、このページの内容の練習用のプリント(30問)を作成したので、復習にご利用下さい。
138÷46の計算
まずは138÷46の計算で、割る数が2桁の計算の基本的な流れを確認します。
まずは138をイメージすることから始まりますが、珠算式なのでそろばんの珠をイメージします。
数字の138の上に重ねてそろばんの珠をイメージするといいでしょう。
計算は割られる数、割る数ともに左側から考えます。
なので、今回は13÷4になります。
なので3を入れて、3×4の12を引きます。
次はそのまま入れた3×36の6を掛けた、3×6の18を引きます。
これで計算は終わりになります。
答えは3になります。
割る数が2桁になったときは一つ答えを置いたら、2回引き算を行います。
あとはこれを一つの式の中で複数回繰り返します。
4,575÷61の計算
では続いて4,575÷61の計算になりますが、ここから暗算検定2級レベルの問題になります。
計算の基本は上で扱った問題と同じになります。
先ほどの計算を2回行う事になります。
また、割られる数は4桁全て覚えていなければいけないというわけではありません。
大きい桁から2~3桁を強く意識して、忘れないようにします。
下1桁、2桁は覚えていなくても問題を見れば大丈夫です。
まずは45÷6なので、7を入れます。
そして7×6の42。
7×1の7を引きます。
暗算のときはこの1セットが終わったら解答欄に7を書いてしまって構いません。
残った数は305です。
続いて30÷6を計算するので、5を入れます。
あとは先ほど同様に5×6の30。
5×1の5を引いて計算は終了です。
答えは75になります。
最後の方は厳密に引き算をして、元の数が0になることを確認しなくて構いません。
やんわりと引けるよな程度の認識が出来たら答えを書いてしまいましょう。
※動画内ではもう1問3,948÷42を使って確認しています。
ここでは省略させていただきます。
還元(戻し算)の問題
続いて2,128÷76の計算を使って、還元(戻し算)の問題に出くわしたときの対処方法をご紹介します。
21÷7から計算するので、3を入れます。
そして、3×7の21を引きます。
ただし、次の3×6の18が引けないことに気付くことでしょう。
このような場面では、そろばんで計算するときは還元の作業を行いました。
答えを1引いて、2桁右に7を戻します。
ただし、暗算のときは今の作業を頭の中で行う必要はありません。
ではどうするのか?
このようなときは頭の中の割られる数を2,128に戻してしまいます。
そして先ほど答えに3を入れて計算が出来なかったため、2を入れて考えます。
あとは同じように計算します。
2×7の14。
2×6の12を引きます。
この時点で残った数は608になります。
あとは60÷7なので、8を入れます。
そして8×7の56。
8×6の48を引いて、計算は終わりです。
答えは28になります。
このように、戻し算が出たときには頭の中でそろばんで計算するときのような作業をせずに、1つ減らした答えを入れて考えます。
頭の中で還元の作業をするよりも、かなり楽に解くことが出来ます。
それでもまだ還元が必要な場合は、さらに1つ小さい答えを入れて計算を進めます。
問題に解き慣れるといずれは1回目で正しい答えを求めることが出来るようになります。
そのレベルになるまで練習しましょう!
以上が珠算式暗算で割る数が2桁の式を計算する方法です。
そろばんを使ったときとの大きな違いが還元の問題に対する対処方法です。
動画内ではこの後に速く解くコツを紹介しています。
良かったらご覧下さい!
今回の内容を反映した問題プリントを作成しましたので、練習用に必要な方は活用して下さい♪
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公開日:
最終更新日:2018/09/14