そろばんの掛け算のやり方【片落とし】 ~2桁×1桁~
このページではそろばんの掛け算のやり方を【片落とし】という方法を使って解説します。
そろばんで掛け算をするときに最も大切なルールを紹介しているので、しっかりと理解しましょう!
今回も解説動画をアップするので、合わせてご利用下さい。
今回の内容に即した練習用のプリントを用意したので、ご活用下さい!
2桁×1桁の掛け算
47×3の計算
まずは47×3の計算を使います。
片落としでは計算する際に、掛けられる数(左側)のみをそろばんに置きます。
掛ける数(右側)を置かないで計算をすることから【片落とし】と言います。
なので今回はそろばん上に47を置きます。
この状態がスタートになります。
掛ける数3は計算するときは問題を見て確認することになります。
なので、そろばんの上に問題を置いて解くことになります。
ここから実際の計算に移りますが、まずは計算する順番を覚えましょう!
片落としでは掛けられる数の小さい桁の数から掛けていきます。
1回目:7×3
2回目:4×3
ということになります。
それでは①7×3=21ですが、7をとってから隣の桁から21を入れます。
しかし、珠を入れ始める桁は必ずしも隣の桁から入れるとは限りません。
元の数、今回は7×3の7が置いてあった桁から、九九の一の位の数が2桁右にくるように、珠を入れます。
今回の計算では7×3=21の【1】が7があった桁の2桁右に入るように、隣の桁から21と入れます。
九九の一の位の数が2桁右の桁に入るように珠を入れる
このルールがとても大切になります。
このルールさえしっかりと理解出来れば、あとは同じ作業を繰り返すだけになります。
問題の桁数が3桁以上に増えた場合も同じように出来ます。
次の4×3=12も12は2桁の数字なので、2を4がある桁から2桁右に入るように、4をとってから隣の桁から12と加えます。
そして答えとなる141を出すことが出来ました。
片落としでは2桁隣に九九の一の位の数が入るように、珠を入れていくというルールを覚えることが大切です。
このページではここだけしっかりと理解し、覚えておきましょう!
あとは演習量をこなして慣れるだけです。
34×2の計算
続いて34×2を解いてみましょう。
計算する順番はどんな数になっても変わりません。
1回目はは4×2になります。
4×2=8と、今回は8という1桁の数字のため、4が置いてある桁の2桁隣に4を取ってから8を入れます。
続いて3×2=6も同じく一桁の数なので、3がある桁の2桁隣に加えます。
これで答えの68を求めることが出来ます。
よく書籍では九九の答えが2桁だったら、隣から珠を入れて、九九にさんにがろくというように、「が」という言葉が入ったときは2桁隣に入れると載っています。
表現が異なれど、意味は同じです。
子供に教えるときは、九九に「が」というワードがあるかないかを基準にするほうがわかりやすいかもしれません。
24×4の計算
最後に24×4になります。
まずは4×4=16は2桁の数なので、4の隣から16と入れます。
続いて2×4=8は1桁の数なので、2の2桁隣に8を入れます。
よって答えは96になります。
今回の解説は以上になります。
最後にもう一度だけ、「九九の一の位の数が2桁右の桁に入るように珠を入れる」ということをしっかりと理解して下さい!
あとは問題量を少しこなせば2桁×1桁の掛け算に関しては大丈夫でしょう。
このページの学習を終えた方は次は3桁×1桁のやり方に進むことをおすすめします!
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公開日:
最終更新日:2021/12/25