そろばんの割り算のやり方 ~2桁÷1桁~
このページではそろばんの割り算のやり方を解説しています。
今回解説する割り算の内容は2桁÷1桁になります。
youtubeに解説動画をアップしているので、参考にして下さい!
今回の内容に対応した練習用のプリントです。
必要な方は印刷をして練習に活用して下さい!
2桁÷1桁の割り算
96÷3の計算
まずは96÷3の計算を使って解説します。
割り算は掛け算の片落とし同様に、割られる数(式の左側の数)をそろばんに置いてから計算を始めます。
なので、まずは96をそろばんに置いてスタートです。
置く桁はそろばんの中央の定位点を一の位にしましょう。
ここから計算に入りますが、初めに計算の順番をご紹介します。
割り算では割られる数の大きい桁、つまり左側の桁から割っていきます。
この問題であれば、96の9÷3から順に考えます。
まずは9÷3=3ですが、9の2桁左に3を入れます。
掛け算では珠を右に置いて計算していきましたが、割り算は元の数の左に珠を置きます。
次にそろばんに入れた3と、割る数の3を掛けた9を引きます。
割り算は元の数を引いていきます。
掛け算が足し算と九九から構成されるのに対して、割り算は引き算と九九が必要とされます。
引き算が苦手な方は注意しましょう!
続いて、そろばんに残っている元の数の6÷割る数の3を考えます。
6÷3=2なので、6の2桁左に2を入れます。
そして置いた2×割る数の3を掛けた2×3=6を引きます。
これで割られる数は0になったので、計算は終わりです。
よって答えは32になります。
割り算のポイント
そろばんの割り算では答えの置く桁が大切になります。
上の説明では割られる数の2桁左の桁に珠を置くようにしましたが、正確には割られる数の一の位の2桁左の桁に珠を置きます。
割られる数の一の位の2桁左の桁
これを理解しましょう!
9÷3であれば、割られる数9の一の位(9がある桁)の2桁左に珠を置きました。
6÷3も同様です。
あいまいに進むと、今後桁が増えたときに間違えやすくなります。
割られる数の一の位の2桁左です!
60÷4の計算
続いて60÷4の計算を使って確認します。
まずは60をそろばんに置きます。
計算する順番は割られる数の左側(大きい桁)からというのは、桁がいくら増えても変わりません。
なので、6÷4から考えます。
6÷4は4の段に6になる数はありません。
つまり、余りのある割り算です。
このとき、4の段で6を超えない一番近い数を探します。
つまり、4×2=8だと、6を超えてしまいます。
なので、4×1=4が一番近い数になります。
よって、1を6の2桁左に入れます。
そして置いた1×4の4を6から引きます。
ここで引くのはあくまでも4です。
6を引きたくなってしまうかもしれませんが、気をつけて下さい。
元の数を引くときの考え方は、置いた数×割る数で考えることをおすすめします。
この先、割る数が2桁以上に増えたときに、スムーズに計算が行えます。
詳しくは動画内を参考にして下さい。
次に、そろばんに残った数20÷4の計算です。
20÷4=5なので、割られる数20の一の位(0)の2桁左の桁に5を入れます。
そしてそろばんに入れた5×割る数4の20を引きます。
これで答えの15を求める事が出来ました。
余りのある割り算では余りの数を求める必要はありません。
6÷4=□…2
このように、□の数を求めることが必要になります。
割り算を慣れていない子には、こうような練習をするとスピードを上げることが出来ます。
今回の解説は以上になりますが、やはり大切なのは答えの珠を置く桁を間違えないことです。
桁が少ないうちは大丈夫だと思いますが、桁が増えるととても大事な点になります。
割られる数の一の位の2桁左です。
ここに注意して割り算の学習を進めましょう!
動画内ではもう1問84÷6を使って、これらを確認しています。
よかったらご覧下さい!
2桁÷1桁の学習が終わった方は次は3桁÷1桁をおすすめします!
答えの桁を入れ間違える典型的な問題を取り扱っています。
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公開日:
最終更新日:2021/12/25