そろばんの掛け算のやり方【片落とし】 ~2桁×2桁~
こちらのページではそろばんの掛け算のやり方を【片落とし】という方法に基づいて解説しています。
今回の内容は2桁×2桁となります。
掛ける数、掛けられる数が共に2桁以上になる計算の基本となる解き方を説明します。
これまでの2桁×1桁の内容と、1桁×2桁の内容がしっかりと理解出来ていれば、特別難しい内容ではありません。
ポイントはそれぞれの計算の一の位をしっかりと把握することです!
今回も解説動画を活用することをおすすめいたします。
しっかりとそろばんを使いながら学んで下さい!
実際に問題にチャレンジしてみて下さい♪
2桁×2桁の掛け算
24×96の計算
まずは24×96を使って解説します。
毎回同じ確認になりますが、片落としなので、24をそろばんに置いて計算を始めます。
計算の過程は4つありますが、まずは4×96を行い、そのあとに2×96の計算を加えます。
つまり、1桁×2桁の掛け算を1つの計算の中で2回続けて行う事になります。
より細かい4つの計算過程は①4×9、②4×6そのあとに、③2×9、④2×6と続きます。
では実際の計算に入ります。
まずは4×9=36になります。
珠を取ったときは、2桁隣に九九の一の位が入るように、珠を入れるので、隣の桁から入れます。
珠を入れ始める桁についての詳しい解説は2桁×1桁の解説ページ【参考記事】を参考にして下さい。
続いて4×6=24になります。
今回は掛けられる数4を取っていないので、一の位は先ほどの36の1桁右になります。
よって6のある桁から24と加えます。
計算をするごとに一の位の桁が1桁ずつ右にずれることについては、詳しくは1桁×2桁の解説ページ【参考記事】を参考にして下さい。
珠を取ったときは2桁隣が一の位、取らないときは1桁隣が一の位というのをしっかり、理解しましょう!
ここまでで4の96計算が終わりました。
次はそろばんの上に残された2×96の計算をします。
2×9=18は先ほどと同じように、珠を取ったので、2桁隣が九九の一の位になるように、隣の桁から18を加えます。
次の2×6=12は珠を取っていないので、一つ前の18の8を加えた桁の1桁隣が次の一の位の場所です、
よって1がある桁から12を加えます。
そして答えの2,304を求める事が出来ました。
①4×9=36、②4×6=24、③2×9=18まではこれまでは、それほど迷うことなく出来たのではないでしょうか?
注意しなければいけないのは4回目の計算2×6=12の、一の位の桁です。
一つ前の18の8を加えた桁の1桁右になります。
ここを注意しましょう!
34×28の計算
続いて34×28の計算をします。
計算する順番は先ほどと同じです。
最後の4回目をどこの桁から加えるのか注意して下さい。
まずは4×28を計算します。
1回目の珠を取ったときは2桁隣が九九の一の位。
2回目は1桁隣が次の一の位です。
なので、4×2=8は珠を取って2桁隣に8を入れます。
次の4×8=32は8がある桁から32を加えます。
ここまでで112になっています。
次は3×28の計算をします。
先ほどと同じように、3×2=6は珠を取ったので、2桁隣の1がある桁に6を加えます。
最後に3×8=24は1桁隣に一の位がくるように、7がある桁から24を加えます。
そして答えは952となりました。
今の計算の流れは以下の画像で確認して下さい!
ポイントとしてはとにかく、一つ一つの計算の一の位がどこの桁になるのかを把握することです。
2桁×1桁の計算と、1桁×2桁の計算の知識を組み合わせただけなので、これまでの知識で解くことが出来ます。
69×87の計算
最後に69×87の計算を使って、自分で計算をしてから確認してみて下さい。
①9×8=72
②9×7=63
③6×8=48
④6×7=42
答えは6,003になりましたか?
流れを以下で確認して下さい!
それぞれの計算の一の位がどこになるか迷ってしまう方は、珠を加える前に、それぞれの計算の一の位に指を置いてから計算するようにしましょう!
慣れると目だけで追いながら正確に計算することが出来ます。
詳しいやり方は動画を参考にして下さい。
以上が2桁同士の掛け算のやり方になります。
新しい知識はなく、先ほど言ったようにこれまで習った2桁×1桁と、1桁×2桁の知識を組み合わせただけになります。
今後桁がいくら増えようと基本的な解き方は同じになります。
桁が大きな問題にも積極的にチャレンジしてみましょう!
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公開日:
最終更新日:2021/12/25