割る数が3桁の割り算をそろばんで解く方法
このページではそろばんの割り算のやり方を解説しています。
今回の内容は割る数が3桁の計算方法です。
割る数が2桁の解説ページをまだご覧になっていない方は、先にそちらのページを参考にすることをおすすめいたします。
計算上途中過程が多くなりますので、なるべく動画も確認するようにして下さい!
今回の割る数が3桁の問題を集めた練習プリントもご活用下さい!
それでは今回の内容に移ります。
割る数が3桁の計算方法
47,656÷518の計算
基本的な計算過程は割る数が2桁の計算と同じになります。
○○÷2桁の計算のポイントは「答えを1回置いたら、2回引く」でしたね。
割る数が3桁の場合、これが3回引くことになります。
2桁の計算がスムーズに行える人は3桁になってもそこまで難しく感じないと思います。
では具体的な計算に入りますが、まずは式の左側同士を計算するのも同じです。
47÷5なので、9を入れます。
そして入れた9に割る数5を掛けた9×5=45を引きます。
続いて、入れた9に518の十の位の1を掛けた9×1=9を引きます。
ここまでで答えを1回置いたのに対し、2回引き算を行いました。
なので、あと1回引き算を行います。
次は入れた9に対して、518の一の位の8を掛けた9×8=72を引きます。
このように割る数が3桁になったなら、答えを1回置いたら(今回は9)、3回引き算を行います。
ここまでで1セットの流れになります。
もちろんそれぞれの引く桁は一の位が1桁ずつ右にずれていくことになります。
そして3回引き算を終えた時点で、まだ1,036がそろばんの上に残っています。
再度新しい答えを入れて計算することになります。
残った1,036÷518の左側を計算します。
10÷5なので、2を入れます。
そして先ほど同じように
2×5の10
2×1の2
2×8の16
と順に引いていきます。
これで割られる数が0になってので、計算は終わりです。
つまり、答えは92になります。
65,894÷701の計算
続いて65,894÷701を考えます。
割る数の十の位の数が0の問題です。
しっかりと、どこの桁から引き算を行うのか意識して計算しましょう!
まずは65÷7なので、9を入れます。
そしてこれまで同様に9×7の63を引きます。
続いて9×0ですが、0なのでそろばんから珠を取る必要はありません。
ただしどの桁から仮に0を引くのかは把握しましょう。
続いて7×1の7を引きます。
そしてそろばんの上にはまだ2,804が残っています。
なので、この残った2,804÷701を行います。
28÷7は4なので、4を入れて、4×7の28を引きます。
そして4×0の0の桁を確認し、最後に4×1の4を引きます。
これで答えの94を出すことが出来ました。
掛け算でもそうですが、割る数や掛ける数の間に0が入っている問題は、桁を間違えないようにしましょう。
0の分も1桁右にずれることを忘れないで下さい。
慣れないうちは一の位に指を置いて確認してから計算しましょう!
詳しくは動画を参照して下さい。
ただし、指を置くのは正確に計算するのに適していますが、スピードに欠けます。
慣れたら指を置かないで計算するようにしましょう。
悩んだときだけ指を置くのもいいと思います。
以上が割る数が3桁の計算方法の解説になります。
動画内ではもう1問、少し難しい問題を扱っているので、今回の内容が簡単だった方はご覧下さい。
併せて練習プリントを使って演習しましょう!
そして、実は割る数が2桁と、3桁の問題では取り扱っていない項目があります。
それが還元の問題です。
戻し算とも言われています。
論点が増えてしまうので、除外していました。
なので、還元の問題のみに焦点を当てた還元(戻し算)の解説ページもあるのでそちらも参考にして下さい。
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公開日:
最終更新日:2021/12/25