10をつくる/10から引く計算-基本の足し算引き算/講義3
ここでは基本の足し算引き算の講義3として、10をつくる/10から引く計算を学習します。
テキストP9~11の内容になります。
講義は大人向けそろばん独学講座のために作成したオリジナルテキストに沿って進めています。
P9①3+9の足し算
3に9を足したいが、これまでのように9を加えることができません。
また、9は5よりも大きい数なので、講義2で習った5をつくる計算(参考)を活用することもできません。
5もつくることができない場合は、10をつくることになります。
10をつくるには9にあと1が必要になります。
この1が9を足す代わりに10を加えたときの、足しすぎてしまう数になります。
なので、先にこの足しすぎてしまう1を取ってから、10を加えます。
10をつくるときは、先に足しすぎる数を引いてから10を入れる、という順番になります。
これが10をつくる計算の基本となりますが、注意点を補足します。
5~9の数が足せないときは、ご紹介した通り10をつくることになります。
ただし、1~4の数が足せないときは、講義2のように5をつくることもあれば、今回のように10をつくる必要もあります。
1~4の数が足せないときの優先順位は5をつくるになります。
なので5をつくれるときは5をつくり、無理なとき(既に五珠が入っている状態)は10をつくるようにしましょう!
また、十の位に足せないときは、十の位で10、つまり100をつくります。
解説動画内(1:34~)ではP10の練習問題を使って説明しているので、参照ください。
P9②11-8の引き算
次は11から8を引きたいが、8を取ることができません。
今回も8は5よりも大きいので、足し算とき同様に5から引くこともできません。
このような場合は10から引くことを考えます。
10から8を引くと、2になります。
この2は、8を引く代わりに10を取ったときの、引きすぎてしまう数になります。
なので今回は10を取ったあとに、引きすぎてしまった2を戻してあげます。
10から引くときは、先に10を取った後に引きすぎた数を加えます。
もちろん10をつくるとき同様に、1~4の数が引けないときは、まずは5から引けるか否かを考えます。
引けるときは5から引き、引けないとき(五珠がない)は10から引きます。
また、十の位で引けないときは100から取って計算をします。
P10の練習問題を使って練習してみて下さい!
今回の講義は以上になりますが、大切なのは講義2と同じく、それぞれの計算パターンの順番です。
10をつくる:引いてから10を加える
10から引く:10を取って□を加える
必ず守るようにしましょう。
なお、P11にはこれまでの講義1~3の内容の確認テストがあるので、解いてみて下さい。
制限時間はなしで構いませんので、しっかりと考えて解いて下さい。
合格ラインの目安7割が達成できてから、次の【繰り上がりの足し算】に進むことをお勧めします。
感想やご質問等があれば、youtubeのコメント欄にご記入ください!
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