そろばんを親が教えるときの注意点
そろばんを習っている我が子に親が教えたくなることや、より早く上達出来るように教えることがあると思います。
しかし、自宅で親が子供にそろばんを教えるときに注意しなければいけないことがあります。
各家庭において親自身がそろばん経験者であったり、そうでなかったりと状況は異なると思います。
ここでは親がそろばん経験者か否か、子供がそろばん教室に通っているのか否か、それぞれ以下の4つのパターンに合わせたそろばんを親が教えるときの注意点をご紹介します。
①親も子供も未経験
②親は未経験×子供は通学中
③親が経験者×子供は通学していない
④親が経験者×子供も通学中
①親も子供も未経験
この場合は自宅で親御さんと子供が一緒にそろばんを学ぶパターンです。
正直めったにないケースだと思いますが、基本的にはテキストや問題集を親が読み、それを子供に教える流れになると思います。
その場合はそろばんの基礎はある程度できるようになると思います。
特に足し算引き算を用いた見取算は特別困ることなく身につけることが出来るのではないでしょうか?
問題は掛け算と割り算でしょう。
なかなかテキストだけから学ぶのは難しく、問題演習を必要になります。
親も子供もそろばん未経験で自宅で教える場合は、足し算引き算のみしっかりマスターするので十分だと思います。
②親は未経験×子供は通学中
親御さんはそろばんをやったことがないけれど、そろばん教室に通っている子供の成長を手助けするために、自宅でみてあげることことがあるでしょう。
おそらく今回の4パターン中で一番多い状況ではないでしょうか?
親自身がそろばんを習ったことがない場合、級によって異なりますが、子供がやっているそろばんについて全く理解できない状況になる方もいると思います。
そろばん未経験者の親が子供をサポートする際は、テキストなどを先に進めずに復習をさせるようにしましょう。
また、掛け算や割り算ではなく見取算の練習と答え合わせに注力するべきです。
そのときに答えが合わなくても、どこで間違ったのかは親御さんにはわからないと思います。
それでも解き直しのときにゆっくりやらせてもいいので、なるべく正解できるようにしましょう!
どうしても答えが一致しないときは、通っている教室の先生に相談するといいと思います。
③親が経験者×子供は通学していない
親がそろばん経験者で、子供がそろばん教室に通っていない場合は、自宅でご自由に教えていいでしょう。
ご自身の経験を存分に子供に伝えて下さい。
ただし、自分が解くのと子供に教えるのは全くの別物で、説明するのも難しいと思います。
どのテキストを選ぶのかもポイントとなります。
④親が経験者×子供も通学中
親もそろばん経験者で子供はそろばん教室に通っている場合の注意点は、子供が通っているそろばん教室が親が習っていた教室と同じかどうかです。
そろばんの教え方は教室によって異なります。
同じ教室に通っている場合は子供のモチベーションに合わせてサポートしてあげて下さい。
自分が通っていた教室と子供が通っている教室が異なる場合は、自分の解き方ではなく、その教室で教えられているやり方に合わせるようにしましょう。
これを意識せずにご自身が習った方法で教えてしまうと、子供が逆に混乱してしまうこともありますし、教室の先生も困ってしまいます。
特に掛け算のやり方には気をつけるようにしましょう!
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