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そろばんの引き算で間違いが多い3つのパターンと改善方法!

公開日: : 最終更新日:2021/08/01 そろばんについて, そろばんのやり方 , , ,

 

このページではそろばんの引き算で多く見られる間違いパターンを3つ紹介しています。

・見取り算の特に引き算が苦手…
・割り算で割り切れないことが多い…

こういった悩みを抱えている方は、もしかするとここで紹介する間違いパターンのどれかに該当するかもしれませんので、参考にしてみて下さい!

ちなみに見取り算全般が苦手という方は、見取り算の5つの間違えパターンと改善方法【参考記事】をお読み下さい!

 

引き算で間違いが多い代表的な3パターン

4を引くとき

引き算で間違いが多い代表的なものが4と6の引き算です。

例えば4を引くときに多く見られるのが、12ー413-4のケースです。

このパターンは4を10から引くので、10をとって6を入れなければいけません。

しかし、4という数に引っ張られるためか、10をとって4を入れて、答えを6にしてしまうケースが多くあります。

 

もちろん今回のように12-4などと単独で問題を出せば、間違える可能性は低いことでしょう。

ただし、これが大きい桁や、時間に追われて解いている状況だとついつい間違ったクセが出てきてしまうのです。

〇つけをしたときに、どうも2違いの間違いが多いと感じたときは疑ってみて下さい。

 

6を引くとき

続いてもう一方の6を引くケースです。

6を引くときに間違いやすいのが、14ー6になります。

一の位が4のときということです。

10をとって4を足さなければいけないので、5を入れた後は1を取らなければいけませんよね。

しかし、4を足すの4に引っ張られてしまうのか、5を入れた後に4を取ってしまう人が多くいるのです。

見取り算の引き算の問題で、自分の答えと正しい解答が3や30、300違う場合はこの間違いパターンの可能性があります。

 

9を引くとき

3つ目は9を引くパターンになります。

こちらは14-9のケースになります。

間違え方は上の2つと同じです。

 

正しくは10をとって1を足さなければいけないので、5を入れた後に4を取らなければいけません。

しかし、1を足すの1に引っ張られてしまうのか、5を入れた後に1を引いてしまい、答えを8にすることが多いのです。

 

このパターンも正しい答えと3異なるので、見取り算の引き算で3が違うときは疑ってみて下さい。

 

今回はよく3つのパターンをご紹介しましたが、4違いが多いという場合は3を引くときに間違っているかもしれませんので、疑ってみて下さい!

 

引き算が間違いやすい3つの理由

問題(練習量)が少ない

そろばんの引き算というのは10級で引き算項目を習った後は、足し算に比べると向き合う問題量が減ります。

というのも、珠算検定の見取り算では足し算と引き算の問題の割合が1:1ではなく、足し算が多く出題されるからです。

それに伴いテキストも引き算が少なく構成されています。

 

また、暗算検定の見取り算においても、2級までは足し算しか出題されないからです。

さらに、そろばん教室の授業内で行う読上げ算もどうしても引き算よりも足し算が多くなりがちだと思います。

 

そのため、本当に引き算が苦手という人は引き算だけの問題を集めて、練習する必要があります。

その際はただ問題を多く解くのではなく、しっかりとここで紹介したように、自分がどういった間違いをしがちなのかを把握しなければいけません。

普段練習している級よりも、1つ2つ下の級の問題を使って向き合うことをおすすめします。

 

感覚だと間違いやすい

上で紹介した3つの間違いパターンはどれも、「10から引く」と「5をつくる」の複合パターンです。

10ー3などと、10から引くのみのものは、さすがに間違いは少ないのです。

 

この複合パターンの引き算は、5+8といった足し算の複合パターンと比べ、感覚的に行うと間違いやすいのです。

ここで一度間違った感覚が身に付いてしまうと、なかなか客観的に間違っていることに気付くことが出来ません。

 

間違いパターンに気付きにくい

そろばんは習い始めから10級までは、一つ一つの計算を頭の中でしっかりと考えながらそろばんの珠を動かして計算をします。

しかし、それ以降は徐々に考えながらというよりも、感覚的に指を動かして計算していきます。

そうでなければ速く指を動かし計算することは出来ません。

 

この感覚で解くというのは、そろばん経験者であれば、初めて習う人に教える機会があると実感できると思います。

最初にどのように習って、どういった考えに基づいて計算していたかは忘れているはずです。

 

感覚というのはなかなか自分を客観的に見ることは出来ません。

そのため自分が間違った計算をしていても、なかなかそれに気付くことが出来ないのです。

見取り算で自信満々に答えを書いても、×だったことなんて誰にでもあることでしょう。

じゃあ解き直したときにどこでどういった間違いをしていたのか(特に子供が)気付くのはかなり難しいことです。

 

そこでそろばんの先生にようやくここでこういった間違いをしていると指摘されるはずです。

個人的にはこの生徒の間違いに気づき、適切に指摘できることがそろばん教師の腕の違いであるとも考えています…。

 

しかし、せっかく先生に指摘をされてもなかなか改善出来ないのが現実です。

本人がしっかりとその間違いパターンを理解して、意識して改善する必要があります。

 

 

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